――― ハナミズキ





 夏の長期休暇から既に九ヶ月が過ぎ、約二ヶ月にも及ぶ逃亡生活の末に連れ戻された足柄、そして風魔の里の風景は、喜三太が思い描いていたものよりもずっと温かな様相で帰郷を歓迎してくれていた。
 里に立ち入ってそれからものの数歩も行かぬうちから、後継者という立場を放棄して逃亡した反逆者という誹りの言葉も軽蔑の視線も一切なく、むしろ長旅を労ってくる見慣れた人々の反応。それを不審に思いながらも持ち前の笑顔で受け流し、それぞれに帰郷の遅れを丁寧に詫びた。
 しかしそれにすら、更なる労いが返る。
 逃亡の事実などなかったかのように振る舞う里の雰囲気に喜三太は疑念を隠さずに眉間を寄せ、傍らを歩く山野へ視線を寄越さないまま、囁く声音で問いを投げた。
「……僕が逃げてたってこと、里の人が知らないとは思いませんでした」
「あぁ、そのこったが、最初はどうすっかとくげんしたんだけどもよ。……皮肉なもんだぁな。おめーらがこっちがかんげーてたより強くなっちゃってたもんだからよ、逆にそれっぺー理由ができたってぇもんだ。詳しい話はリリーのばっ様んとこですんベーよ。おめーも、なげーこと気ぃ張ってたから疲れたべ」    ※くげんした:悩んだ
 それきり、傍らを行く山野だけでなく、数歩後ろを付き従うように歩く仁之進や与四郎も必要以上に口を開くことはないままに、ただ黙々と山村家へと道を急いだ。以前この道を帰ったのは夏の盛り。今は初夏の風情が目に眩しく、六年間の記憶とはまた違った趣で古色蒼然と佇む本家の様子に、喜三太は本当に帰り着いてしまったのだと、後悔や申し訳なさ、また、安堵や懐かしさとも違う、言葉に出来ぬ思いに駆られて目を伏せる。
 いかに貧しい生活を強いられていようとも風魔一の敷地を誇る門戸を潜れば、既に帰宅の知らせを受けていたらしいリリーが玄関に座りこんで待ち構えていた。
 それを目にし、喜三太よりも早く、山野が慌てた様子で駆け寄る。
「ばっ様! なんもそった上がりハナにオチャンコしねーでも!! また腰でも悪ぃくして、すっ転びでもすりゃあてぇへんだんべ。喜三太はちゃんと連れてきたっちゅーのに」    ※上がりハナ:上り口、オチャンコする:座る
「黙りゃ金太! 喜三太は次代の山村の家を担うおのこぞ。それを出迎えもせずして、なにが山村の長と申すのじゃ。戯けたことを申すでないわ! ……おぉ、おぉ。喜三太、ようやく妾の下へ帰ったかえ。報せが入ってからもなかなか戻らぬゆえ、心の臓が弾むほどに心配しておったのじゃ。怪我はないかえ? 変わりもなく?」
 未だ山村家の家長、そして風魔の里の長老として威光を保ち続けるリリーが山野を一喝したあと、皺だらけの顔をさらにくしゃりと喜色に変えて溺愛する玄孫を手招く。その様子はこの六年間の帰省時となんら変わらず、喜三太は思わず震えた唇を噛みしめて泣き笑いの表情で静かに歩み寄り、そしてその眼前で深く頭を下げた。
「ただいま、リリーばあちゃん。……ごめんなさい」
「よい。こうして大事もなく妾の下に戻ってくれればそれでよい。お主は妾の可愛い夜叉子よ。それに、今になって帰郷の遅れを責めたところで何になろうぞ。金太、与四郎、仁之進。その方らも大儀であった。喜三太と共に奥へ上がり、これまでの話でも聞かせてくりゃれ。無論、帰郷間もない喜三太にも色々と説明してやらねばなるまい。金太、奥の間へ着く前に人払いをな。万一にも妾が物忘れをしておった際には任せる」
 言い置き、ゆったりと立ち上がって奥へと進むリリーの背を、慌てて草鞋を脱いだ喜三太がそろりと支える。その手の感触にリリーの表情がまた緩やかな変化を見せ、嬉しげな含み笑いを漏らした。
 古めかしく軋む廊下を抜け、屋敷の中でもっとも広い広間へと至る。その最中には幾人もの世話人が通り過ぎては喜三太に帰郷の祝辞を差し伸べ、力が衰えようともやはりここが里の中で権力を誇る家柄なのだと改めて認識した。また、至った広間の床板は廊下と変わらずに傷みが酷いものの、いくらかの修補がなされているのか抜け落ちも見られず、そして掃除が行き届き加減を誇示するように艶やかに陽光を反射して輝く。
 その中央に座し、リリーが残る面々を手招いた。
「夜叉子の帰郷に浮かれる姿など、あまり他の者に見られて喜ばしいものでもない。皆こちらに進み、近う寄って座りゃ。金太、人払いじゃ」
 リリーの言葉に山野が静かに頷き、近くを通りがかった世話人にその旨を伝える。するとゆるゆると気配が消え、次第、屋敷の中はひっそりと静寂に包まれた。
 それを確認し、リリーは深く長い息を吐く。
「さて、ではなにから話してやるべきかのう。金太。そなた、喜三太にはどこまで話した」
 リリーを囲むように車座に座した面々を見渡し、リリーは自身の左側へと視線を向けた。その先で、山野は瞼を伏せたまま静かに頭を振る。
「今はまだ、なんも。ばっ様のご判断で」
「ふん、このばばに花を持たせてくれると申すか。まぁよい。では手短に、喜三太に関わる部分だけを順を追うて話してやるがよい。与四郎」
「……はっ」
 語り部として指名を受けた与四郎が、胡坐をかいた姿のままで深く頭を下げ、喜三太に向き直る。それを真正面から受け止めて、思い返せば金吾との離別以来、あんなにも慕っていたこの男とただの一言も言葉を交わしていなかった事実に気付き、知らぬ間に恐怖していたのだと思い知った。
 金吾が刺されて狼狽する自分に対して冷酷なまでに感情のない言葉を投げたこの男が、とうの昔に風魔一族の一角を担うプロの忍者だということを、理解した気になっていた。
 目の前で自分を見据えてくるその瞳は温かさを残しながらも凛と研ぎ澄まされ、風魔の統率者とその後継者に対する緊張感に包まれている。背に刀でも隠しているかのようにすらりと伸びた背筋は弧を描くことはなく、それを見る喜三太は、自分が意識せぬままに代わってしまったものへの思慕と追想で唇を噛みしめた。
 その喜三太に、与四郎の目が苦笑で和らぐ。
「そんな顔するもんでねーだぁよ。こっちかしごっちょーすんでねぇか」    ※こっちかしごっちょーする:こっちが困る
 言葉に、垂れた瞳がぱちりと瞬く。怒ってたんじゃなかったんですかと思わず呟いた声に、与四郎はバツが悪そうに頭を掻いた。
「そらぁまぁ、ちょっともうんならかさねかったってせーばうそこになるけどもよ。そんでもおらぁ、やっぱおめぇにゃ甘ぇからよー。いつまでも一個ンことでえびったりしねーだーよ、喜三太」    ※ちょっとも〜うそこに:少しも怒らなかったと言えば嘘になるが、えびる:意地悪する
 ぐしゃりと大きな掌が喜三太の頭を撫で、一度息を吐いてからもう一度皆に向き直って頭を下げる。再び凛と背を伸ばした与四郎は僅かに視線を伏せたまま、リリーに促されたままに唇を開いた。
「喜三太の卒業ん日、迎えんために畿内まで出てってたんはおらと仁之進の二人だけだった。だもんでよ、おめぇと金吾がとんずらこいた時にゃあ探すンもてーへんだったがよー。んでも、そんえーだに山野先生にゃあ事ン顛末と、美濃ン方面に人ぉ送ってくれるようにけーて仁之進に手紙持たせたんでよ、ちったぁ気は楽チンだった。いろんなトコ探しめーって、終いにゃは組の連中ンちまでおめーらンこときーてめーってよ。……あぁ、しんぺーはすんなな。なんも悪さぁしてねーベ。それどっか、行った先によっちゃあえれぇうんならかされちまってよ。しかも、金吾にせわれちまったんとおんなじこった。……次代の頭領っても、そん下ンつく奴ぁちっせー時分、おめーをえびってた奴らに変わりねー。そいつらが、年寄りが選んだってせっても納得しておめぇに従えるんかってよ。そこんとこをたげーに腹割ってくっちゃベって、そんで継がすンが筋じゃねぇかといくつかンちでせわれちまって。ま、特に庄左ヱ門だな。あいつはけーも、おめぇらのまとめ役だ。あいつん話きーてっとよ、こっちがじちねくなっちまって。そんで、山野先生に一旦相談すんベってことでこっちにけーった。したら、信濃でおめぇらが見つかったってきーてよ。……そっからは、おめぇも知ってるとーりだ」
    ※とんずらこいた:逃げた、てーへん:大変、そんえーだ:その間、きーてめーって:聞き回って、しんぺー:心配、
     うんならかされる:怒られる、えびってた:苛めていた、たげー:互い、くっちゃべって:話して、けーも:すっかり、
     じちねく:情けなく
 言葉尻まで視線を上げることのないまま話しきった与四郎に、喜三太が言葉なく頷く。
「他の皆も、責任から逃げ出した僕が一番悪いのは分かってるはずなんだ。でも、庇ってくれて」
「里の仲間なんだってよ。こっが風魔の里なんとあいこで、あん忍術学園が、あいつらンとっての里だってせってた。だからよ、仲間が不幸せンなるよーなこたぁ、見過ごせねーンだそーだ。……うれーましー話だ。ハコボコ前ンしてあいこに忍術おさーってるだけじゃどんだけやっても出来ねーモンが、おめぇらのえーだにゃ出来あがっちまってらーナ。はえーもんだなぁ。。ちっとめーまで、なきんべーだったんに」    ※うれーましー:羨ましい、ハコボコ:黒板、あいこ:一緒、おさーる:習う、えーだ:間、なきんべー:泣き虫
 昔日の回想を喜三太の背後に見るように目を細める与四郎を諌めるように、山野が多少わざとらしく咳払う。その音にはたと我に返り、余計なことまで話してしまった反省に身を縮め、胡坐の位置を僅かに後ろへとずらした。
 それを受け、今度は山野が顔を上げる。
「おめぇの学友の話を受けてよ、喜三太。わしらもどうすんのが一番えーんか、話し合ったわけだ。里のもんへの詳しい説明も先延ばしにしとったのもあって、正直行き詰まっとったんでな。で、出た結論だ。……おめぇんことを頭領として見られねぇ若ぇんが多いなら、正面から相手させてやろうとな。里のもんへの説明もそれで片ぁ付く。自分が頭領に相応しいんか迷っとる喜三太が内密にリリーのばっ様にテストを申し出て、てめぇと同い年、一個下、一個上の連中が自分を連れ戻せねぇなら、自分は頭領として胸ぇ張って里へ戻る。が、もし連れ戻せる奴がいたら、自分は里の頭領なんか張れる器でねぇからそいつに次代の風魔を任せるっちゅってたんだとな。……在学中におめぇらの実力を知ってたんは、共闘したことが多いわし、それに与四郎のいた学年で、仁之進を除いて他の学年はほとんど知りもせんかった。それにおめぇが逃げたと話が舞い込んだ時、追手に逸ったンはおめぇらの実力を侮ってたその辺りの連中だ。ビックらこくほど、話はうめぇこと纏まった」
「……それで、最後は新六年生が来たんですか」
「そういうこった。金吾君はどうしてもおめぇを前に出して戦わせようとはせんかったが、それが逆によかったみてぇでな。途中途中にも二人で話しとっただろう。おめぇにやらせるより、てめぇで相手したったほうがよっぽどマシってなぁ。あれで、実際に相手しとるあの剣豪より、次期頭領候補のほうがよっぽどおっかねぇみてーだって噂が広まった。ちょうどえぇ風の術じゃ。今じゃ昔のおめぇの学友も、おめぇはとんでもねぇ忍になってけーって来たって信じとる。実際、わしらもこの目でちゃんと見てきた。薬の使い方も、昔とは考えもつかんくらいうまくなっとる。つえーくなっとる。あとになって馬鹿にされるしんぺーもねぇ」
「うわ、なんかそれじゃ僕、怪物みたいじゃないですか。さすがに金吾みたいに強くはないよ」
 思わず苦笑を漏らした喜三太に、山野の表情が僅かに和らぐ。そして不意に背を伸ばし、山野は深く頭を下げた。
「おめぇの苛めにまで目が届かんかったんはわしの責任じゃ。それに、里を納得させる理由ンためたぁいえさっきみてぇな説明したことで、全部のテストを合格したらおめぇは愚図らずけーってくると、里のもんが思っちまったんだ。そンせいでおめぇら二人に充分な説明も出来んと、あんな乱暴な手で無理やり連れ戻すことになっちまった。……すまん」
 山野に続き、与四郎、そして仁之進が次々に頭を下げる。それを慌てた様子で見遣り、喜三太が助けを求めるようにリリーを見れば、皺だらけの顔がゆっくりと首を横に振った。
「謝罪の言葉は受けてやれねば行き場をなくすものぞ。そなたが気にしておらぬならば、ただ一言、許すと申してやればよい。……が、そなたも言うべき言葉はもっと多くあるはずであろう?」
 皺の間、もはやその隙間から覗き見えるしかない鋭い眼光に射抜かれ、喜三太は息を飲み、そしてゆっくりと頷きを返す。未だ頭を下げた姿勢のままの三人に向かって顔を上げてと呟いた。
 言葉を受けて顔を上げた面々を、真摯な眼差しが見渡す。
「金吾が刺されたこと、僕は一度も先生達を恨んだことなんてない。むしろあれは僕が責を負うべきものだと思ってる。……金吾を筆頭に、は組の皆も、そして風魔の里を振り回したのも、どんなに皆が好意的にとってくれたところで、結局は僕一人の我儘だ。甘やかしてくれる声に便乗して甘えて、やるべきことから逃げ出していた事実はどうやったって消えない。だから、僕こそみんなに謝らせてほしい」
 一度息を吐き、ゆっくりと床に手をついて頭を下げる。
「本当に、すみませんでした。こうしてここに戻った今も、いつ弾劾されたって文句はありません。ご迷惑をおかけして、本当に申し訳ありませんでした」
 深々と頭を下げた喜三太の姿をリリーが見下ろし、山野、与四郎、仁之進へと順に視線を流していく。山村家の現当主として、次期当主の資格を問うその視線に三人は言葉もなく頷き、頭を下げたまま微動だにしない喜三太の肩にそろりと触れた。
 その感触に、喜三太の背が揺れる。
「全て分かってんなら、もうえぇ。血や資格のことで頭いっぺーで、おめぇ個人のことにまで考えが及ばんかったこっちもやっぱ悪ぃンだ」
 山野の言葉に与四郎も頷き、仁之進は泣きそうな目で何度も同意を見せる。その顔を見、喜三太は顔を泣き出しそうに歪め、また深く頭を下げた。
 その背に、与四郎が柔らかく手を添える。
「喜三太。おら達ゃ相談して、おめぇが頭領を継ぐ前に、でーじな仕事を任せてぇと思ってんだ。もう他の連中もおめぇが頭領になることに反対はしねぇたぁ思うし、おめぇの気兼ねももうなくなったと思ってる。でもよ、そんでももしも、もしもンことをかんげーて、どうあってもおめぇじゃなきゃ出来ねー仕事をやってほしーと思ってるだーよ」    ※でーじ:大事
「……僕にしか、出来ない仕事?」
「んだ」
 ニィと唇を吊り上げた与四郎が山野を一度見返ると、仕方ないといった風情で肩を竦める。それを嬉しそうに確認し、背に添えられていた手は僅かにその力を強めた。
「おら達ゃおめぇに、ある里との橋渡しになってもらいてぇと思ってんだ」
 言葉に、喜三太の瞳が見開く。
「里と里の橋渡しって、でも風魔は」
「おう、基本的にゃあ独立した里の一つであることに変わりはねぇンだ。でもよ喜三太、こン時代に、風魔がそんだけで生き残っていけるかってせわれっと、おめぇだってかんげーちまうべ? だからよ、そン里と軍事協定ってやつだべ。なんかありゃあ、そん時だけでも手ぇ結ぶ。普段から仲良くすっかどーかは、おめぇと先の里との話だ。おら達ゃどういう結果ンなっても、おめぇの決定に従うつもりだーよ」
 上機嫌で話を進める与四郎に反し、喜三太は突然降って湧いた話題に困惑した様子でその顔を見る。伊賀、甲賀と決別して長く、しかもその他の里との交流もほぼないと言って差し支えのないこの里の歴史を鑑みて、既に公証人としての立場を言いつけられた喜三太は不安に眉間を寄せた。
 それを見遣り、与四郎はふわりと表情を和らげる。
「不安か」
「……はい」
「そーだな。なんせ相手は、伊賀でも甲賀でも、まして戸隠でも根来でもねぇ、えれぇ風変わりな里だ。そんな里との橋渡しじゃ、ちぃと不安になっても仕方ねぇだーな」
 喉を揺らす与四郎の言葉に引っかかりを感じ、喜三太の表情が変わる。流派に関係のない一つの集合体、その存在に一つの予感を抱いて見上げる瞳に、六年前から見守って来た優しい輝きがさらに笑みに歪んだ。
「なんでもそこはどんな奴でも仲ぁ良くって、身分やら生まれた場所やらも関係なく笑って暮らせる変な里でよ。そこで育った奴らぁだぁれも悪さしねぇで忍び働きしてるってぇせーだーよ。おらも何度か行った。畿内の山ン中で、えーとこだった。仁之進なんざ、そン里に入ろうとしたこともあっただーよ。しかもそんだけじゃねー。いっとーかーいがってたなきんベーの後輩がそこン行っちまってから、つえくなって、明かりくなってけーってきた。つえー奴らもゴロゴロしてるってせーだ。……なぁ? いい里だんベ」    ※いっとー:一番、かーいがる:可愛がる
 くしゃりと頭を撫でてくる手の温かさと柔らかな笑みに泣き笑いを見せ、言葉に出来ないまま喜三太が懸命に頷く。それを幸せに見つめ、与四郎は心底嬉しそうに満面を笑みに染めた。
「そんな里と協定なんざ組めたらよ、風魔は無敵の怖いモンなしじゃんかよ。なぁ、喜三太!!」



−−−続.
      →「ハナミズキ 2」



※ 実際の風魔忍者は北条氏に就き従っていましたが、落乱の世界観でどこまでその史実を出していいものか判別がつかなかったので、「風魔は伊賀、甲賀との離別以来どことも組んでいない」という事にしてあります。ご了承ください。