概要:は組の中で戦隊モノの色を決めるなら?





【赤】

団「はい、はい! やる! 赤やりたい!」
庄「いいんじゃない?」
兵「うん、むしろ団蔵しかいない。なーんか熱血バカっぽいイメージあるんだよね、赤って」
虎「歴代の熱血バカっぽくない赤に失礼だろ、それ」
三「そうだよ兵ちゃん。侍や天使の赤は熱血バカじゃなかったし、あとー、時間移動もそうだったっけ? 今の海賊もバカっぽくはないよねー」
金「えー……具体的に言うのはどうかと思うんだけどなぁ」
乱「とにかく、よっぽどの場合を除いて現場を引っ張る! って感じがするのが赤だよね」
し「だったらやっぱり団蔵が一番ぴったりだよねー」
喜「きり丸は? きり丸もみんなのこと引っ張ってくれること多いよね」
き「俺は他にやりたい役があるからいいんだ」
伊「ていうか、普通は赤が取り合いになるはずなのに一択になるのが私達らしいなぁ」
庄「むしろ主人公の乱太郎を赤に推さないし、乱太郎も立候補しないっていうのがなんともね」
乱「私のガラじゃないしねー。目立つ役はちょっと照れくさいよ」
団「なぁ、なぁ! 決めポーズこんなんどうよ!! 後ろで火薬ドーンって!! 決め台詞どうしよう!」
兵「うん、間違いない。そのバカっぽさは間違いなく赤の器だ!」
三「決め台詞はともかく、バシャクレッドって言いそうだね!!」
き「戦隊名が馬借だったら俺達がやる意味ないだろ!!」


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【青】

き「俺はここだな! やるならここ!」
乱「確かに似合いそうだけど、なんで?」
き「青はちょっと頭がいいことが多い! そんで、金持ってることが多い!!」
金「そういう理由で!?」
伊「でもイケメンポジションの青に立候補されても嫌味じゃないのが、きり丸の凄いとこだよ」
三「だけどきり丸、作品によっては青って女の子だったりするけどいいのー?」
虎「三治郎、お前なにげに戦隊モノ大好きだろ」
喜「青ってなんか、メガネかけてたりスーツ着てたりするイメージあるけどなんでだろー?」
し「でもきり丸なら似合っちゃうよねぇ」
兵「どケチな青ってなんだか世知辛くない? こう、クールに決めてくれる雰囲気がさー」
庄「じゃあ16期OPでタカ丸さんが変えてくれた髪形で想像したらいいんじゃないかな」
団「庄左ヱ門ってホンット冷静……って、ホントだ! あの髪型とあの時の顔なら、結構安易に青なきり丸が想像できる!!」
乱「オールバックにサラストで、やたら涼しげな目元だったしね」
き「ごっこ遊びするときはやってもらうかなー」
三「バシャクブルー?」
金「いやいや、馬借から離れろよ」


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【黄】

乱「しんべヱでしょ」
喜「あ、言うよねぇ。黄色は腹ペコキャラなんだっけ」
し「じゃあいっぱいご飯食べていいの!?」
兵「でも今はそうとも言えないんじゃない? 伊助も合いそうだけどなー」
き「確かに伊助だったら黄色っぽいな」
伊「黄色って腹ペコかドジか女の子ってイメージあるんだけど……」
虎「いや、この場合お前の雰囲気的な問題だと思う。それにいいんじゃないか? しっかり者の黄色」
三「そうそう! いいじゃない、似合うって!」
庄「黄色も場合によっては頭脳派な時もあるしね。ツッコミだったり、家事担当だったり」
団「それだ!」
金「今ものすごく納得した!!」
喜「ツッコミと家事担当! 凄い! もうは組の黄色はしんべヱと伊助しかいないね!!」
伊「なんでだよ! 家事担当とか甘えたこと言ってないで、掃除くらいはみんなきちんとすればいいだろ!?」
兵「おぉ、見事なツッコミ! まさしく黄色!」
乱「あーあ。伊助、墓穴掘っちゃった」
虎「まぁ似合ってるから渋々納得しそうだよなー」


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【緑】

金「なんか虎若のイメージがある」
し「緑って、気は優しくて力持ち! って感じがするよねー」
虎「そうかなぁ。だったら嬉しいけど」
三「でもでも、ちょっと安心するよねー。いてくれるとホッとするって言うか」
喜「分かる分かる! ドーンと構えてくれてる気がする!」
兵「虎若が緑かー。確かに土にまみれて野菜作ってた魔法の緑の人を思い出すかも」
伊「三治郎が具体的なことを言わなくなったと思ったら今度は兵太夫か!」
き「緑って言うと俺は……しいたけ食え! って言ってたり、それは卑怯すぎるからダメ! とか言ってたのを思い出すけどなぁ」
乱「きりちゃん、きりちゃん。それたぶん戦隊モノじゃない。三十分間違ってる」
団「あー……っと。でも基本的に力持ち担当だよな、緑。虎若に似合うと思う」
庄「力持ち以外でも癒し系担当だったり、なにかと乙女要素があるキャラがいるしね。照星さんを前にした虎若ならその部分もカバーしてるし、ぴったりだと思う」
虎「照星さん!? どこに!?」
兵「言った傍からだしなぁ」
伊「そういうところが乙女だってーの」


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【桃】

兵「三治郎! イチオシ!!」
三「えー! 桃色なんてモロに女の子しかやってないじゃないか! やだよ僕、毎回お風呂入ったりするの!」
虎「お前がなにを言ってるのかよく分かんないんだけど」
団「でもよく考えてみろよ三治郎。他にピンクが似合うような奴がいるか? 戦隊モノッつったら桃色は必須だろ。それをお前は抹消すんのか?」
三「うー……。でも桃色がない戦隊モノだってあるよ!後からキャラが増える三人戦隊モノとか、赤青黄だし!」
き「おいコラ、それだとさっき緑に決まった虎若まで出番なくなるぞ」
金「死なば諸共って感じだな」
喜「三治郎なら似合うと思うけどなー。いつもニコニコしてるし、体も細いから誰も気にしないよー」
乱「喜三太。三治郎はそれを嫌がってると思うんだけど……」
し「でも他にいないよねぇ」
庄「三治郎」
三「なに!!」
庄「知ってると思うけど、戦隊モノのスーツアクターさんは女性のピンクやイエローも男性がやってるんだから、そこまで気にしなくて大丈夫だと思うよ」
団「え」
虎「え」
金「え」
き「庄左ヱ門ー。今ココに衝撃受けて固まった奴らがいるぞー」


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【黒】

虎「後から加入する系統の色が来たな! 敵だったのが寝返ったり、封印されてたのが出てきたり!」
団「兵太夫だろ。敵だったのが寝返る系で」
伊「んー、なんとなく分かる気もするけどさぁ」
乱「寝返って味方になるキャラって、とっつきにくいと見せかけて実は結構ダメっ子だったりするよね」
兵「ちょ、ダメっ子じゃないし! メチャクチャ強くて、でも組織のやり方に不満を覚えて離反してから単独行動するタイプのだし!」
団「それだと赤のライバルポジションだろ!? つまり俺のライバルだろ!?」
き「どっちにしてもアレだな、奴らのやり方が気に食わんだけだ、勘違いするな! とか言って、結局味方になるよな」
三「ねぇねぇ、黒なら金吾もアリじゃない?」
庄「あぁ、こっちは封印されてたタイプの?」
喜「似合いそうだよねぇ! 封印が解かれた系の味方キャラって、時代の流れについていけなくってオロオロしてるもんね!」
し「確かに似合いそうだよねー。勝手が違って困っちゃうんだよね!」
金「……あれ、なんか時代錯誤の天然扱いを受けてる気がする」
三「違うってば。金吾自身がそうって言ってるんじゃなくって、そういうのが似合うって話ー」
喜「それに黒ってカッコいいよねぇ」
金「…………うん、それならいいけど」
き「流された!」
団「やっぱこいつも天然バカだ!」


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【白】

き「乱太郎だろ。保健委員的な意味で」
し「しっくりくるよね、乱太郎に白!」
乱「でも戦隊モノの白って……これも女の子ポジションだよね……」
兵「だって乱太郎、原色に合わないんだもん」
喜「私服は緑なのに、戦隊モノの緑って感じはしないんだよねぇ」
団「まぁいいんじゃない? 白ってなにげに特殊能力持ってたりするし」
金「乱太郎の特殊能力って言われると、不運しか思いつかないけどそれでもいいのか?」
伊「ちょっとちょっと金吾、それは言っちゃダメだって」
三「でも乱太郎、白って実は変身ヒーローになったものの最後まで敵で終わったキャラもいるんだよ! しかもお医者さん!!」
乱「私、そんな凶悪そうな役を振られたの!? 味方に寝返らないの!?」
虎「乱太郎がダークヒーローになったら怖そうだなー。不運って言うのが、別の意味合いに聞こえてくる」
庄「あぁ、そうだよね。一気に血生臭い感じに」
乱「ならないよ!?」
き「まぁお前の場合、普通に後方支援系の白だから。安心しろって」
し「みんな乱太郎をからかって遊ぶのすきだねー」


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【マスコット】

虎「今まで名前が上がってない奴、挙手ー」
喜「……僕ココ? だったら黄色とかがいいー」
団「おっと、残念ながら黄色は満員だ!」
虎「ただでさえ黒と黄色が二人ずついるからもういっぱいいっぱい!」
き「黒はまぁ、黒と紫とかに分けりゃあなんとでもなるけどな。黄色って分けられねぇかな」
乱「黄色と……クリーム色……?」
伊「それだと確実に私がクリーム色になって、各所でまことしやかに言われてるみたいに存在感がぼやけるんだけど!?」
金「クリームはないなー。……うん、ないなー……」
兵「まぁほら、黄色は二人ってことでいいじゃん! 過去作に赤もレッドとファイヤーがいた時期もあったし!」
三「それより今はマスコット! 喜三太、マスコットだって捨てたもんじゃないよ? 大事な助言をしてくれる重要キャラだったり、オモチャ化されたりぬいぐるみ化されたりするよ?」
庄「助言の話はともかく、後半はものすごく世知辛いね」
喜「……んー。じゃあナメクジさんでもいいかなぁ?」
団「戦隊モノで重要なマスコット役がまさかのナメクジ!?」
虎「新しいな! ってかナメクジ喋るのか!?」
金「いや、喜三太にマスコットを振った時点で結果は見えてただろ」


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【司令官】

乱「この役は、ね。他にいない!」
き「アレだろ、いざとなったら銀色とかになって颯爽と来るんだろ」
し「金色とかね! こう、キラキラーッと! 強そうなんだよね!」
伊「司令官って言っちゃってるけど、基地がある場所を管理してる人だよね。カレー屋のおじいさんだったり、博士だったり、文字通り司令官だったり」
団「どっちにしろ、他にいないよなー」
虎「先生達を入れるんだったらまた違うけど、俺達だけだとなー」
兵「司令官って、メチャクチャ強いか、メチャクチャ頭がいいか、普通の人かの三択だよね」
三「でもこの場合は、メチャクチャ強いって設定投げてもいいから司令官でいてほしいなー。喫茶店のオーナーとかでも似合いそうだけど、やっぱ、ねぇ」
金「的確な指示とか敵の考察とかしてもらいたいよな」
喜「でなきゃ全然違う方向に出動しちゃいそうだよねぇー」
乱「ってことで、司令官は満場一致で庄左ヱ門ー!」
き「いよっ、は組の学級委員長!」
し「待ってましたっ!」
庄「うん、まぁさっきのマスコットの部分で僕の名前が出なかったからそうだろうとは思ってたんだけどさ」
兵「最初から決めてたようなもんだしねー」
三「他にいないでしょー」
庄「でも司令官に頼りきってる戦隊モノは、途中でやたら弱体化したり挫折しまくるってお約束もあるよね」
団「……肝に銘じます、司令官っ!」
虎「グッサリきました司令官っ!!」